あなたがすでに持っている「相対音感」で、和音の基本を理解していく話です。
学校で。
いきなりでなんですが、思い出してみてください。学校の音楽の時間、先生が弾く、はじまりのピアノの音。
起立! (ジャーン)
礼! (ジャーン)
なおれ! (ジャーン)
このとき、先生がピアノで弾く“あの(ジャーン)の和音”。
もしあなたがそれを 「なんか暗い和音だな」 と感じていたら── この記事のことは忘れて戻るか、×してもらて大丈夫です。 でも、
「全部明るい和音っぽいな」
そう思ったあなたは、もう入口を通り過ぎています。 あなたにはすでに “相対音感” が身についています。
そしてこの相対音感、 プロの現場でも普通に使われている、とても大事な力です。
和音ってなに?
むずかしい知識よりまずはあなたの耳で、どういう風に感じ取ったか。
和音というと「理論が必要」「難しそう」そんなイメージがあるかもしれません。
でも、あなたはすでに “明るい”“暗い”の違いを耳で感じ取れている。
これはすでに立派な音楽の力が身についてる状態です。
まずはその感覚を使って、和音を知っていきましょう。
ちょっとだけ理論の話(ほんの少しだけ)
起立!の和音が明るく聞こえる理由。
それは、 ド・ミ・ソ この3つだからです。
では、もしこれが ド・♭ミ・ソ というように 「ミ」 → 「ミ♭」 になったら(半音下がったら)どうなるか。
一気に“暗い”雰囲気になります。
今回は、この理解だけで十分。 和音の世界は、この「明るい」「暗い」の違いが大きな柱になっています。
「明るい」、「暗い」を分けているものは?
答えはシンプル。
「ミ」 か 「ミ♭」 のどちらが鳴っているか。
「ミ」が半音下がって「ミ♭」に変わった状態。
この“たった1つの違い”で、 曲の雰囲気はガラッと変わります。
会話で例えてみると
(例)
とある客先に自社商品を売りに行ったとき。
あなた「この商品を提案します!」 → ド
パターンA:客「…採用!」 → ミ (明るい)
パターンB:客「…不採用!」 → ミ♭(暗い)
あなた(ド)を基準に、うれしい回答(ミ)なのか、悲しい回答(ミ♭)なのかという、音のキャッチボールでもあるのです。
和音の違いを色でたとえると
とりあえず、赤→明るい 青→暗い と仮定して。
- 赤 と 青 → 「それがどうした?」くらいにすぐわかる。細かく言わなければ。
- 薄紫に近めの赤 と 薄緑がかった水色 → 「え、なに?結局なんなの?」と迷う。
音も同じで、 「これは赤っぽい(明るい)」 「これは青っぽい(暗い)」 くらいのざっくりした分け方でOK。
細かい色味(理論)は、あとからゆっくり理解していく、という順番です。
和音の基本 おさらい
覚えるのは、この2つだけ。
- 明るい、暗いがわかっていたら、もう「相対音感は身についている。」
- ドを基準として ミ → 明るい ミ♭ → 暗い の違いのみ
これだけで、和音の入口は完全にクリアです。
そして、いろんな和音をつなげていき、コード進行を作っていくのです。
今回はここまでです。
コード進行についてはちょっとだけ、以下におまけをひとつ。
おまけ 和音をつなげてコード進行にする
先程は会話を和音に例えましたが、
今度はCメジャーのよくあるコード進行で、例え方を変えてみます。
あなた「この商品を」、「提案します!」
客「…採用!」
その数日後…
無事に商品採用のめどが立ち、ひと安心のあなた。
かと思いきや、その数日後…? なにか起こったのでしょうか?気になります。
これをコード進行で表すと C → G → C → C7 となります。
「この商品を」: C (ド ミ ソ)
「提案します!」: G (ソ シ レ)
「…採用!」: C (ド ミ ソ)
その数日後…: C7 (ド ミ ソ シ♭)
という感じです。和音の組み合わせで、物語をつくっていくのです。
