ベースソロに、アドリブではない「ソロ・ベース」はいかがでしょうか
ベースソロというと、 アドリブで自由に弾くイメージが強いかもしれません。
でも実際には、 「何を弾けばいいかわからない」 「理論が難しい」 「そもそもソロが苦手」 という声も聞こえてきます。
そこで今回はご提案です。
“ソロ・ベース”という概念を、 ベースソロの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
前提として、自分は「ベースソロ」と「ソロ・ベース」の2つの単語を使い分けています。 似ているようで全く違うんですが…まあ、だいたいの人にはどうでもいい話です(笑)
「この記事ではこういう意味で言ってるのか」と、少しだけ知っておいてもらえると嬉しいです。
● ベースソロ
- バンドの中での“ひとつの見せ場”だったり
- コード進行の上でアドリブしたり
- 役割はあくまで“ベース”の延長が多い、もしくはそこに戻る
● ソロ・ベース
- ベース1本で音楽を完結させる
- メロディ・コード・リズムを自分で作る
- “ひとつの曲”として成立する
“ひとつの曲”として成立するメロディ・コード・低音をベース1本で奏でることで、 1〜2分の小さな作品として自然に成立します。
アドリブが苦手でも、 理論に詳しくなくても、 “音楽としての形”が生まれるアプローチです。
そしてもちろん、 この記事で紹介するアレンジをそのまま使っていただけても、応用していただいても嬉しいですし、 “こういう選択肢もあります”という提案として受け取ってもらえたらと思います。
名曲4選:1〜2分で弾けるソロ・ベース(動画+譜面解説)
ここからは、 実際に1〜2分ほどの短めなソロ・ベース楽曲の例を紹介します。
応用や代案コメントも少し加えました。
ソロ・ベースのポイント:低音を絞ってリバーブをかけると雰囲気がでます。
やさしさに包まれたなら|“歌う”ソロ・ベースの入り口に
メロディの温かさがそのまま伝わる曲です。ゆっくりめなテンポにしてもソロ・ベースの温かさと合います。
- スライドを活用してメロディを丁寧に歌う
- コードはシンプルでも十分
- 余韻を残すと雰囲気が出る
▼動画
▼演奏ポイント

▲(1段目)サビの1弦14フレットは小指になりますが、ここはがんばってスライドさせたい部分です。
▲(2段目)<>はハーモニクスですが、省いても大丈夫。
▲(3段目)最初の小節、4拍目(4弦9フレット)は3弦16フレットに変えて次に備えてもいいです。
コーヒールンバ|低音のリズムが“曲の表情”になる
ラテンの軽快さが、ベース1本でもしっかり残ります。
低音のリズムがそのまま曲の表情になるのが面白いところ。
- 低音のゆらぎ感がポイント
- キレの良いメロディを意識
- 繰り返し次第で長くも短くも
▼動画
▼演奏ポイント

▲前半は、半音で揺らぐベースラインがたのしいです
▲ウラ拍のメロディラインを強調するとリズム感が出やすい
栄光の架橋|“支える”という役割がそのまま音楽になる
ソロ・ベースにすると低音の役割が際立ち、キーEの開放弦がとても合います。
- メロディの伸びを大切に
- コードは厚くしすぎなくてもいい
- 長い音はしっかり伸ばしたい
▼動画
▼演奏ポイント

▲サビが一番盛り上がる気分になるが、その後更なる盛り上がりが控えてます
▲難易度を下げる方法として、メロディと一緒に動く「ハモり部分」を弾かなくてもいいです
▲高らかに歌い上げるイメージで
花は咲く|余白が音楽になるソロ・ベース
音数を減らしても美しさが滲み出るような曲です。やはりソロ・ベースは温かさが似合う、と思えます。
- メロディは歌うように弾きたい
- 前半をシンプルにしてサビとの差を
- 和音をちょっとアルペジオ的に鳴らすと雰囲気が出る
▼動画
▼演奏ポイント

▲メロディのあたまはしっかり弾くと丁寧さが出る
▲そしてフレーズの終わりをしっかり伸ばすと雰囲気がでる
まとめ:作品としてのベースソロは、楽しいと思います。
ベースソロは、 必ずしもアドリブで派手に弾く必要はないと思いますし、名曲を1〜2分、さらには1フレーズだけのソロ・ベースとして弾くだけでも “作品としてのベースソロ”が成立します。
もしベースソロに悩むときがあったら、 こういうアプローチも思い出していただければ幸いです。
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最後に、もし今回紹介した4曲をもっと知りたいという方がいらっしゃったら。
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